JOURNAL

蛙股池の家

奈良市の池に面した土地の調査をおこなっています。
この土地は周辺環境、交通の便も申し分ない土地なのですが、買手がなく残っていました。
その理由は
池に面している為、軟弱地盤が予想される
古い擁壁の強度的な判断がつかない
等、一般的な宅地より購入するにはリスキーな土地です。
ここで土地選びから関わっていた建築家の力を発揮する時です。
土地購入の前にこれらのリスクを調査、判断する事ができます。
地盤調査を実施し地盤改良費用を事前に算出し、既存の擁壁の強度も確認します。
さらに、もともと建っていた家の杭が地中に埋まっているかもしれないという
情報も事前に知る事ができ、杭の本数や位置も調査する事ができました。

周辺環境や立地はよいにも関わらず、リスキーな土地の為購入に二の足を踏んでしまう方がほとんどでしたが、
建築家が土地探しから関わるとそういった土地も安心して購入する事ができるのです。