むきあうこと

hair salon 「mukiaukoto」

語りすぎない空間

モノや情報で溢れた日常から少し距離を置き、自分自身とむきあう時間をゆっくりと過ごすためのミニマルな空間です。
個性が光る一脚の椅子と一つの鏡と数点の小物だけですが十分な豊かさに満たされています。
建築家が設計する事で生まれるあざとさを排除し、美容室特有の飾りたてることをやめました。

むきあうこと

カーテンを閉じるとぼんやりと外の風景が透過しながらプライバシーを調整します。
入口の扉は向かいの鉄扉と呼応する無機質なデザインとしました。

むきあうこと

ふわりとぶら下がっているように感じられるようマグネットで取り外しができるカーテン。
シワ加工を施す事でくしゃっと畳んで収納してもシワが目立たないよう配慮しました。

むきあうこと

無機質な土間コンクリートは光によって柔らかくも感じられ様々な表情をつくります。

むきあうこと

入口扉の取っ手は倉庫のような無骨なデザインとし、秘密基地への入り口のような印象を持たせました。

むきあうこと

オモテからもウラからも見えるガラス面のサインは、「むきあうこと」のコンセプトを表現しています。

むきあうこと

全体をグレー色で統一した柔らかさが感じられる空間は、少しの緊張感とくつろぎが同居するミニマルな室内です。

むきあうこと

カットスペースは蛍光灯1本のみで十分な照度を確保。きらびやかになりすぎない落ち着きのある光環境をつくっています。

むきあうこと

もともとあった同じ意匠の2つの小窓は、可愛げな店内のアイコンとして引き継いでいます。

むきあうこと

鏡ごしにむきあう自分自身を表現したサイン。

むきあうこと

オーナーが厳選した一脚の椅子と一つの鏡と数点の小物。それだけで十分豊かな空間になります。

むきあうこと

外から四角いフレームで切り取られた窓越しの室内はギャラリーのよう。
街に特徴を与えながらも、ひっそりと馴染む控えめな構えとしています。

むきあうこと